歯周病について

0367001005_s.gif 古くから歯科における二大疾患としてう蝕(虫歯)と歯周病(歯槽膿漏)が知られています。特に歯周病は歯を失う原因第一位となっています。(8020推進財団調査)歯周病は細菌による感染症です。そのため、予防には感染源を物理的に除去すること、つまり歯磨きが重要なカギを握ることはみなさんご存知だと思います。しかしながら100点満点に歯磨きを続けることはとても難しく、その証拠に35~69歳の年齢層において80%以上が歯周病に罹患しているといった報告があります。(平成23年歯科疾患実態調査)また、歯周病は気が付きにくい病気で、痛みなどのわかりやすい症状が乏しいまま患者さんが自覚することなく少しずつ進行していきます。実際に歯が揺れているなどのわかりやすい症状が出たときにはかなり深刻な状態となっていることがしばしば見受けられることも歯を失う原因となっていると考えられます。

 

 

どんな時に歯周病が疑われるの?

  • 歯ぐきに赤く腫れた部分がある。
  • ブラッシング時やすすいだ水に血が混じる。
  • 朝起きたとき、口の中がねばねばする。
  • 歯が浮いたような感じがする。
  • 歯がグラつく。
  • 口臭が気になる
  • 歯ぐきから膿が出る。
  • 硬いものが噛みにくい
  • 歯が長くなった気がする

 あてはまる項目が多いほど歯周病の疑いが強くなります。

歯周病治療について

  • 歯周病は、薬を飲むだけや、薬をつけるだけといった数回の歯周治療で治ることはありません。また治療によって歯茎の状態が安定したとしても再発を予防するために定期健診を続けていく必要があります。そのため、歯周病治療はとても根気がいる治療となりますので、歯周病の進み具合や残っている歯や歯茎の状態、年齢やお体の状態などを踏まえてどのように治療を進めていくのかをよく相談して一緒に治療を進めていく必要があります。
  • 歯を保存する専門医がお口全体の状況や歯周病の検査をおこなって状況や治療方針について相談いたします。ゆっくりお話ししながら、治療について一緒に考えることを大切にしておりますので、相談、治療、検査をご希望される際には、ご予約していただきますようにお願いいたします。

 

歯周治療の流れ

1. 資料採得

 問診、お口の状況の診査、歯周ポケットの深さ、口腔内写真撮影、レントゲン撮影など診断に必要な資料をそろえます。

2. 診断・治療方針立案

 集めた資料をもとに診断を行います。診断結果より患者さんに必要な治療方法についていくつかご提案いたします。

3. 治療方針について相談

 ご提案させていただいた治療方針について、それぞれの患者さんにあった方法について一緒に相談しながら選択していきます。

4. 歯周基本治療

 ブラッシング指導、バイオフィルムや歯石の除去、保存が難しい歯の抜歯、噛み合わせの調整、虫歯の治療や歯の根の治療、揺れている歯の固定などを行います。

5 .再評価

 歯周基本治療後の状態を検査します。より専門的な治療が必要と判断した場合はもう一度治療方針の立案を行い相談いたします。

6. 歯周外科治療

 歯周基本検査後により専門的な処置が必要と判断された場合、ご希望に応じて歯周外科治療を行い歯ぐきの環境の改善を試みます。

7. 定期健診(メインテナンス・サポーティブペリオドンタルセラピー)

 安定した歯ぐきの状態が得られたら、必要に応じて被せ物の治療など行った後に、良いお口の環境を維持するために定期健診(メインテナンス、SPT)行います。

 

特定非営利活動法人 日本歯周病学会「歯周治療の指針」「歯周病の検査・診断・治療計画の指針」

 

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